エアコン取付、運転の際に低圧側に霜が付き始めました。

エアコンの配管・低圧側の霜

配管の霜、
どうすればいい?

冷房中か、暖房中か。霜が付く場所と運転モードを確認すると、次の対応を整理できます。

症状別の目安を見る ↓

原因を決めつけず、まず状態を確認。

エアコンの状態をスマートフォンで相談する女性

冷房中に配管の霜が続く

運転を止めて点検相談

暖房中に室外機へ霜が付く

霜取り運転の場合も

水漏れ・強い異音・エラー表示を伴う場合は、再運転せず販売店やメーカーへご相談ください。

エアコンを取り付けたあとや冷房運転中、室外機につながる配管が白く凍っていて驚いたことはありませんか。「ガスが足りないのか」「このまま使えるのか」「業者に何を伝えればよいのか」と迷いやすい症状です。

配管に霜が付いたという情報だけでは、原因を冷媒不足に特定できません。空気の流れが弱くなっている場合や、部品の不調なども考えられます。一方、暖房中の室外機の霜は、自動で溶かす通常の動作に伴うことがあります。

この記事では、家庭用のセパレート型エアコンを中心に、見分けるポイントと対処の順番を整理します。機種ごとの操作は、取扱説明書に従ってください。

まず確認:結露・冷房中の霜・暖房の霜取りは違います

最初に、リモコンの運転モードと、白くなっている場所を確認します。水滴が付いているだけなのか、白い霜や氷になっているのかも、触らずに見える範囲で確認してください。

冷房・除湿中の水滴配管や接続部がぬれているだけなら、冷やされた部分に空気中の水分が付く結露の場合があります。水滴だけでガス漏れとは判断できません。
冷房中の白い霜・氷配管や接続部の霜が続く、厚くなる、冷えが悪い場合は、運転を止めて点検を相談してください。
暖房中の室外機の霜室外機の熱交換器に付いた霜を溶かすため、一時的に温風が止まることがあります。霜取り後に暖房へ戻るかを確認します。
凍結洗浄中の霜対応機種には、熱交換器を凍らせて洗う機能があります。洗浄運転中か、取扱説明書と本体表示で確認してください。

参考:ダイキン:室外機から水が出る / 日立:凍結洗浄の動作条件と機能

暖房時は、室外機の「霜取り運転」を確認

暖房中は室外機の熱交換器が冷たくなるため、外気の条件によって霜が付きます。エアコンは必要に応じて霜取り運転を行い、終了すると暖房に戻ります。その際、水や湯気が出ることもあります。

取扱説明書にある目安を過ぎても暖房に戻らない、厚い氷が残る、エラーが出る場合は販売店・メーカーへ相談してください。暖房時の霜取りの説明を、冷房中の配管の凍結にそのまま当てはめないことが大切です。

参考:ダイキン:霜取り運転とは

冷房中に配管や低圧側へ霜が付く主な原因

冷媒は、室内と室外の間で熱を運ぶために機器内を循環する物質です。「低圧側」は、その回路のうち圧力が低く、冷媒が圧縮機へ吸い込まれる前の側を指します。冷房と暖房では回路の働きが変わるため、相談時は運転モードも伝えてください。

参考:Trane:冷凍サイクルの基本(英語)

冷房中の凍結では、室内機の熱交換器が冷えすぎる状態になっていないか、風量や冷媒の状態などを点検します。以下は原因の候補であり、見た目だけで部品の交換やガス補充を決めるための一覧ではありません。

1.フィルターの詰まりなどによる風量不足

フィルターの目詰まりや吸い込み口のふさがりなどで空気が十分に流れないと、熱交換器が室内の空気から熱を受け取りにくくなり、凍結につながることがあります。

「以前より風が弱い」「フィルターにホコリがたまっている」「吸い込み口の近くに物がある」といった状態を確認します。冷えが悪いからと設定温度を下げ続けても、風量不足そのものは解消しません。

参考:Trane:熱交換器が凍る主な原因(英語)

2.冷媒不足や冷媒漏れ

冷媒の量や圧力に問題があると、熱交換器が過度に冷えて凍結する場合があります。ただし、霜があることだけを根拠に「ガスを足せば直る」とは判断できません。

冷媒は通常の使用で燃料のように消費するものではありません。不足が確認された場合は、漏れの有無や施工状況を業者に確認してもらいます。漏れがある場合、補充だけでは再発する可能性があるため、原因への対応が先です。

参考:Carrier:冷媒漏れの点検・修理(英語)

3.内部の汚れ、ファンなどの不調

室内機の熱交換器の汚れやファンの不調も、十分な熱交換ができない原因になります。フィルターを整えても風が弱い、異音がする、凍結が繰り返される場合は、内部の点検が必要です。

内部の洗浄や部品の分解は、ご自身で進めず専門業者へ依頼してください。表面のホコリ取りと、内部の点検・修理は作業範囲が異なります。

参考:Carrier:凍結の原因と対処(英語) / 日本冷凍空調工業会:内部洗浄の注意事項

低圧側・太い配管・細い配管——場所だけで決めない

業者へは「太い配管の接続部」「細い配管の接続部」「室内機の内部」など、見えている場所と運転モードを伝えます。配管の呼び名に迷う場合は写真で構いません。保温材やカバーを外して調べる必要はありません。

冷房中に霜を見つけたときの対処手順

1.霜が続く場合は、リモコンで運転を止める

配管の霜が続く、氷が厚くなる、冷えないといった場合は、運転を止めて点検を相談します。水漏れ・強い異音・エラー表示がある場合も、再運転して様子を見ることは避けてください。

写真は停止後に撮れる範囲で十分です。症状を再現するために運転を続けたり、繰り返し電源を入れ直したりする必要はありません。

2.凍結部は自然に溶けるのを待つ

凍っている部分に熱湯をかける、ドライヤーで加熱する、工具で氷を削るといった作業は避けます。霜が溶けても、原因がなくなったとは限りません。

冷房中の凍結を解消しようとして、自己判断で暖房や凍結洗浄へ切り替えることも避けましょう。機種に応じた対応は、取扱説明書やメーカー窓口で確認してください。

参考:Carrier:凍結の原因と対処(英語)

3.確認は、フィルターと周囲の障害物まで

お手入れをする場合は、運転停止後、取扱説明書に従って電源プラグを抜くか専用ブレーカーを切ります。フィルターは指定された方法でホコリを取り、水洗いできるものは十分に乾かして戻してください。

室内機・室外機の吸い込み口や吹き出し口の近くに、風を遮る物がないかも確認します。内部のファンや熱交換器には手を入れず、無理に室外機を動かさないでください。

参考:日立:エアコンのお手入れ

繰り返し凍るときは、点検が必要です

霜が消えたことだけで、正常に戻ったとは判断できません。再び霜が付く、風量や冷えが戻らない場合は、使用を続けず販売店・メーカーへ症状を伝えてください。

取り付け・移設直後の霜は、まず施工業者へ

取り付けた当日や、引越しで移設した直後に霜が付いた場合は、まずその作業を依頼した業者へ連絡してください。工事前の状態や作業記録と合わせて確認してもらうと、点検を進めやすくなります。

  • 取り付け・移設をした日と、霜に気付いたタイミング
  • 新品の設置か、以前使っていたエアコンの移設か
  • 工事前は正常に冷えていたか
  • 工事後の試運転で、冷え方や異音を確認したか
  • 配管工事や冷媒補充について受け取った説明・書類

工事直後というだけで、施工ミスとも製品の故障とも断定できません。配管・接続部の状態や冷媒に関する確認は業者に任せ、バルブを回す、ナットを緩める、ガスを抜く・足すといった操作はしないでください。

賃貸住宅の備え付けエアコンの場合は、修理や交換を手配する前に管理会社・貸主へ連絡し、対応方法を確認しましょう。

点検を依頼するときに伝えたい写真と情報

「ガス不足だと思う」と原因を決めて伝えるより、起きている症状を具体的に伝える方が、確認の行き違いを減らせます。分からない項目は「不明」のままで構いません。

撮っておくと伝わりやすい写真

  • 霜が付いた部分と、その周囲
  • 室内機・室外機の全体
  • メーカー・型番のラベル
  • リモコンや本体のエラー表示

写真と一緒に伝えること

  • 冷房・除湿・暖房・洗浄のどの運転か
  • 冷え方、風の強さ、水漏れ・異音
  • いつから、どのタイミングで起きるか
  • 取り付け・移設・修理をした時期

高所に上がったり、室外機の裏へ無理に回り込んだりして撮影する必要はありません。霜がすでに溶けている場合は、再現せず、気付いたときの状況を説明してください。

相談先の選び方

設置・移設の直後作業を依頼した施工業者、または購入店へ。工事日と症状を伝えます。
使用中に突然発生購入店、メーカーの修理窓口、点検に対応する空調業者へ。型番と症状を伝えます。
賃貸の備え付け管理会社・貸主へ。修理の手配方法を先に確認します。

見積もりでは、作業の範囲も確認

「何が原因か」「点検だけの費用はいくらか」「修理費・出張費を含む総額はいくらか」「部品の手配や工事にどのくらいかかるか」を確認します。症状名だけで修理費は決まらないため、型番と点検結果に基づく見積もりで判断しましょう。

修理・買い替え・買取は、動作の状態を確認してから

まだ使い続けたい場合は、修理費だけでなく、保証の有無、部品の手配、年式などを確認して判断します。霜が付いたという理由だけで、すぐに買い替えを決める必要はありません。

一方、買い替えや引越しで手放す場合も、「電源が入る」「霜が溶けた」だけでは、再販売できる状態か分かりません。冷暖房の動作や、症状が繰り返されないかの確認が必要です。

エイブイでは、家庭用の壁掛け型は正常に動作する製造から10年以内を基本的な査定対象としています。冷えない、凍結を繰り返すなど、故障・不具合がある状態のエアコンは買取対象外です。

修理をしてから売る場合も、修理費を買取額で回収できるとは限りません。手放すことが目的なら、年式・型番と点検結果を確認したうえで、費用をかけるか判断してください。買取を相談する際は、過去の霜付きや修理歴もお知らせください。

正常に動くエアコンを取り外して売る予定の方は、取り外し済みエアコンの査定条件もご確認ください。

よくある質問

Q.低圧側に霜が付くのは、必ずガス不足ですか?

必ずしもガス不足とは限りません。風量不足や熱交換器の汚れ、部品の不調なども点検が必要です。霜の位置だけで原因を決めず、運転モード・冷え方・風量を業者へ伝えてください。

Q.太い配管と細い配管では、見るポイントが違いますか?

どちらに霜が付いたかは点検の手掛かりになりますが、太さだけで原因は特定できません。触ったり保温材を外したりせず、配管の接続部と周囲を撮影して伝えてください。

Q.霜が付いたまま冷房を使い続けても大丈夫ですか?

霜が続く・厚くなる・冷えない場合は、運転を止めて点検を相談してください。凍結した状態での運転は機器に負担をかけるおそれがあります。

Q.止めたら霜が溶けました。直ったのでしょうか?

霜が溶けただけでは原因の解消を確認できません。再び霜が付く場合や、風量・冷え方が戻らない場合は使用を続けず点検を依頼してください。

Q.暖房中、室外機が白くなって温風が止まりました。故障ですか?

室外機の霜を溶かす通常の霜取り運転の場合があります。取扱説明書の表示や時間の目安を確認してください。暖房に戻らない、厚い氷が残る、エラーが出る場合は相談が必要です。

Q.ガス補充だけを頼めば直りますか?

冷媒が不足しているか、漏れがあるかを先に点検する必要があります。漏れを直さず補充しても再発する可能性があります。原因と必要な作業を確認してから依頼してください。

Q.以前に霜が付いたエアコンでも売れますか?

過去の霜付きだけでは判断できません。エイブイでは正常に動作する製品が対象です。不具合がある状態では買取できませんが、点検・修理後に正常な動作が確認できた製品は、年式・型番・修理歴などを確認して査定します。

正常に動くエアコンの買取相談は、エイブイへ

リサイクルショップエイブイは、中野区上鷺宮に実店舗があります。中野区・杉並区・練馬区周辺で、買い替えや引越しにより不要になるエアコンがあれば、取り外す前にご相談ください。

売れるかどうか、写真から確認

型番ラベル・室内機・室外機の写真と、お住まいの地域、現在の動作状況をお送りください。霜付きや修理の履歴がある場合は、その内容もお知らせください。

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故障・不具合がある場合の点検依頼は、購入店やメーカーへご相談ください。

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本文の技術情報は、各項目に掲載したメーカー・業界団体の資料を参考にしています。海外メーカーの資料は凍結の一般的な仕組みの確認に用いており、操作・お手入れはお使いの機種の取扱説明書に従ってください。

執筆:リサイクルショップ エイブイ/内容確認日:2026年9月15日

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